何曜ロードショー

新作劇場公開作品や、DVDで観た感想を、イラストを交えて気まま記した、映画ブログです。http://mov.ad-g.tv/

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    2006年 6月8日

    アメリ


    今日のイラストはオドレイ・トトゥさん

    1973年9月3日18時28分32秒
    毎分1万4670回ではばたく1匹の羽虫が
    モンマルトルの路上に留まった
    その時丘の上のレストランでは
    一陣の風が吹いていた
    魔法のようにグラスを踊らせた
    同じ時トリュデーヌ街28番地の5階で
    親友の葬儀から帰ったコレール氏が
    住所録の名前を消した
    また同じ時X染色体を持った精子が
    ラファエル・プーラン氏の体から泳ぎだし
    プーラン夫人の卵子に到達した
    9ヶ月後アメリ・プーランが誕生した


    「アメリ」をDVDで観たのは、かなり前のこと。
    なので、細かいところは忘れてしまっているのですが、「ダ・ヴィンチ・コード」で、オドレイ・トトゥさんを描いた時に、やっぱり彼女のイメージは、この映画のアメリなので描いておいたものを、引っ張り出してきたのです。
    彼女の楽しみのひとつ「クリーム・ブリュレのお焦げを潰すこと」のワンカット。
    だいたいこの写真が出回っているので、それを資料に描いたのですが「ダ・ヴィンチ〜」のイラストも、彼女と解るように、そのシーンを使ってヘアスタイルを「ダ・ヴィンチ〜」のものにすり替えたって感じです。
    とは言え、ヘアスタイルを入れ替えただけでは、雰囲気が違って見えたので、同じに見えるように細かい部分の微調整をしているのですが、解るでしょうか?

    と、映画の話はそっちのけで、珍しく似顔絵イラストのコトを書いてしまいました。

    ジュネ監督お得意のファンタジー的な作品なんですが、「ロスト・チルドレン」のようにダークなイメージではなく、明るくて心和む作品に仕上がっています。

    冒頭のナレーションでアメリの誕生の日の様子を聞かせてくれていますが、そこにでてくる日にちや、彼女が一人暮らしをしていて、少年に返す宝箱を発見する時に、TVから伝えられるニュース(ダイアナ妃の事故死のもの)で、いつの時代かが解るくらいで、社会情勢などを排除しているので、この後何年先に観ても、古さを感じない作品になっていると思います。

    こういう映画は、時代を感じさせない方がいいので。これで正解でしょうね。

    彼女の勤め先、モンマルトルのカフェ「ドゥ・ムーラン」の仕事仲間や常連客、アパートの住人や近所の人達、それに自分の父親などが、アメリの心温まるいたずらで、幸せになるっていう話だったような。
    彼女自身は、人を幸せにするいたずらは思いつくのだけど、自分のコトになると全然ダメで、幼い時から空想の世界に閉じこもり気味だった時のまま、積極的に行動できない。
    ニノに対しての思いは、なぞなぞを彼に与えるだけで、じっと遠くから見ているだけっていう状態。

    ニノっていうのは、アメリと似たような感じの男性で、ナレーションでは子供の頃は9キロ離れたところに住んでいて、兄がほしいと思うアメリと、妹がほしいと思うニノっていう感じだったのだそう。

    ニノは写真に興味があって、街頭のインスタント証明写真機の脇に捨てられた写真を集めたりしている。この集めている写真が貼られているアルバムが、ちょっとした謎を秘めているんですけどね。
    地下鉄で彼と始めてアメリは合うのだが、その時恋が芽生えたんでしょうね。

    彼女のいたずらの数々が、やっぱり素敵なんですね。なんといっても、父親にしたいたずらが一番でしょう。亡くなった母親が嫌がるので、ずっとしまわれていた赤いとんがり帽子の小人を使ったいたずら。頼まれた友達はそんな大きなもの持ってウロウロした事が、大変そうかなぁって思うのですが、父親に届く写真がほのぼのしていていい。ずっと引きこもり気味だった彼は、それが切掛けで旅行に出掛ける気を起こすのですね。

    そういったいたずらが随所に見られて楽しいです。フランス映画特有の雰囲気でアメリカ映画では真似の出来ない、ファンタジーに仕上がっているのではないのでしょうか。

    登場人物で気になるのは、近所に住む絵書きのおじいさんと、ピノンさん。
    ピノンさんはジュネ監督作品の常連さんなので、記憶にあると思います。「エイリアン4」では車イスに乗っておられましたよ。
    で、おじいさんの方なんですが、誰なんでしょうか?
    人には積極的なアメリが自分のコトになるとダメなのを見かねて、おじいさんがいたずらをしかけます。

    アコーデオンが奏でるテーマ曲が、心に残ります。

    写真がしゃべったり、人形や照明器具がしゃべったりするのは、楽しいので幻想の世界、心の世界として楽しんでください。現実主義な人には向かない映画かも分かりません。

    もう一度観ないと、しっかり書けませんね。また観たら書き換えるとしましょう。

    オドレイ・トトゥ

    かわいいいたずら:A+++
    10年後心に残る:A+
    リメイク確率:2%
    アメリ
    【LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN】2001年フランス映画/シネマスコープ/120分★ジャン=ピエール・ジュネ監督作品★キャスト:オドレイ・トトゥ/マチュー・カソヴィッツ/ヨランド・モロー/ジャメル・ドゥブーズ/イザベル・ナンティ/ドミニク・ピノン/リュファス
    ■ストーリー■小さい頃から空想の世界が一番の遊び場だったアメリ。22歳になった今でも、モンマルトルのカフェで働き、周りの人々を観察しては想像力を膨らませて楽しんでいた。そんなアメリは、あることをきっかけに他の人を幸せにすることに喜びを見出す。他人の人生にこっそりおジャマしてはたのしい悪戯を仕掛け、人知れずお節介を焼いて回るのだった。そんなアメリも自分の幸せにはぜんぜん無頓着。ある日、不思議な青年ニノに出会ったアメリはたちまち恋に落ちてしまうのだったが、アメリは自分の気持ちを素直にうち明けることが出来ない…。






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